特定保健用食品(トクホ)の基礎知識

特定保健用食品を知る

特定保健用食品というのは、厚生労働省が認可した食品です。その効能が科学的に証明されていなければなりません。血圧を下げるとか、コレステロールを減少させると言ったことを、その成分に効能があることを示さなければならないのです。一般的な商品では、科学的根拠がないのにお腹の調子がよくなるとか血圧を下げると言ったことを宣伝してはいけません。誇大広告とみなされるのです。

 

特定保健用食品では、その効き目が確認されているのですから、消費者としても安心して食べることができます。血圧を下げたいと考えているのであれば、そのような特定保健用食品を食べればよいということになるのです。

 

もちろん、これは薬ではありません。治療のために使用されることはないのです。自らの意思で健康を維持しようと考えている人たちが、食品を選択し易くするためのものと考えてよいでしょう。

 

特定保健用食品とは別に条件付き特定保健用食品というものがあります。これは特定保健用食品のレベルまでは達していないが、限定した条件であればその効き目が確認されているものが認可されます。条件付きの場合は表示する時に「必ずしも効くものではない」という趣旨の文章を入れなければなりません。消費者にとってはそのような商品をわざわざ購入するかというと、あまり購入しないのが現状でしょう。

 

ですから、条件付き特定保健用食品はほとんどないと言ってよいでしょう。特定保健用食品と似たようなものに栄養機能食品というものがあります。これは栄養成分の補給を目的としているものです。